The ordinary life of an extraordinary dog

おかしなオジサンのありふれた1日と特別な1曲。

キャメロン・クロウは「ノルウェイの森」を読んでいたのか? 「Jesus was a Crossmaker」Judee Sill

先日、とある飲み屋で村上春樹好きのオジサン(「風の歌を聴け」至上主義者)と会話していたら、「『ノルウェイの森』の冒頭部分と映画『エリザベス・タウン』のオープニングは似ている」という話題になった。

オジサンいわく「キャメロン・クロウ(監督)は絶対に『ノルウェイの森』を読んだはず。パクってる」と。

なるほど。そういえば…。

ノルウェイの森』の冒頭部分。主人公が乗るボーイング747ハンブルク空港に到着したとき、天井のスピーカーからビートルズの「ノルウェイの森」が流れてくる。この曲を聴いて過去を思い出し、激しく混乱する主人公。それに気づいたドイツ人のスチュワーデスが「気分が悪いの?」と話しかけてくる。

 

そういえば『エリザベス・タウン』も、主人公(オーランド・ブルーム)とヒロイン(キャビンアテンダント役のキルスティン・ダンスト)が初めて会ったのは、フライト中だったはず。

「なるほどな~、気づかなかったわ」とそのときは納得。

で、本日、急に確かめたくなって『エリザベスタウン』のDVDを見なおしてみると…。

 

…。



ぜんぜん違うじゃん!

オープニングは主人公が大ピンチの場面じゃん!
2人が出会うシーンは、10分以上先じゃん…。


<教訓>

「人の記憶は都合のいいように、あっけなく改変されます。気をつけよう」

ということで、今回の1曲は『エリザベスタウン』のオープニングで流れる「Jesus was a Crossmaker」。


Judee Sill - Jesus was a Crossmaker .1971



映画ではTHE HOLLIESのカバーバージョンが使われているんだけど、ジュディ・シルJudee Sill)のオリジナルのほうが、圧倒的に好きです。